看護師が働く診療科にはさまざまな選択肢が存在している。そんな中、人気があるところと人手不足の問題を抱えているケースにわけられる。
例えば人気が高い看護師の診療科としては、内科や整形外科などがある。内科なら人手が足りているというわけではないが、ほかの診療科に比べると希望する看護師が多くなっているようだ。
一方で人手不足の問題を抱えている現場が多い診療科として挙げられるのが、外科や救急の現場。手術の機会が多く命と密接して働くことになるため、勉強の大変さや生命と向き合う責任の大きさから配属を希望しない人が多くいるようだ。
ただ、いくら診療科で人気に差があったとしても、実際の向き不向きは現場に出ないとわからないものだ。もし気になったなら、とにかくどのような診療科なのかを自分の感覚で調べてみることが大事だ。
同じ看護師の仕事であれば、どのような診療科でも大きな違いはないと考えている人もいるだろう。しかし実際に現場で働いてみると、求められる専門知識や患者さんへの接し方、夜勤の有無など診療科によって働き方に大きな違いが見られる。
そのため事前に見学したり、口コミを見たりと自分に合った診療科を見極めておくことが欠かせない。例えば小児医療の現場だと、小さな子供が不安にならないように接する必要がある。こまめなコミュニケーションが苦手な人にとっては、苦痛な職場になるだろう。
事実、看護師として働き始めても診療科との相性が悪く仕事を辞めてしまう人は少なくない。そのようなことがないように、どのような診療科なのか踏まえたうえで働くようにしよう。