専門外来で働くメリットとデメリット

専門外来とは特定の症状や疾患に対して専門的な治療や診察を行う外来科のことを指し、例として糖尿病外来やめまい外来、便秘外来、睡眠外来などが存在している。

専門外来科での看護師の仕事内容は主に問診や採血、注射など医師の診察を補助するものが多く、そのほか受付やカルテ処理など事務的な作業も行っている。

また入院が必要な場合、病棟への連絡や患者への説明など仕事内容は多岐にわたる。そのため専門外来ではさまざまな仕事を同時にこなさなけらばならないことが多く、柔軟性が求められる。

また、専門外来の看護師は患者さんと接する機会も多く、高いコミュニケーション能力が必要だ。日常業務を行いながら待合室での会話やクレーム対応などを同時進行しなければならないため、看護師には心身的なタフさが求められる。

専門外来での仕事は基本的に日勤が多く、夜勤を行っている病院は少ない。そのため結婚など家庭を持っても仕事を続けられるというメリットがある。夜勤がない分家族と過ごす時間を確保できたり、自身の休息をとる時間を確保できたりするのが専門外来の良い点だ。

一方、デメリットとしては夜勤がない分、夜勤のある看護師と比べると給料が少なくなるということだ。どれほど差が出るかは病院によってさまざまなため、求人情報等をよくチェックしておくと良いだろう。

専門外来のスキルを持つことは、自身のキャリアにも大きな影響を与えてくる。看護師として新たな資質を身につけたいのであれば、ぜひ専門性の高い分野を学んでみるといいだろう。